モテたくてしかたなかったあの頃僕は確かに迷走していた

権謀術数家専用MS

注:一部マニアックな記述あり

身の丈とは

どうもこんにちは!
ガンダムの登場人物で好きなキャラクターはスレッガー・ロウ、どっこい現実はそのスレッガーに婚約者を取られるヘタレ男・カムラン系うらなり男子カテゴリー所属の青白いブロガー・ムカイです。

いやーやっぱり男子なら憧れますでしょう?スレッガー。

いかにも腕っ節が強そうで、明るくにぎやか。

妙齢の女性を前にしてもちっともためらうことなく軽口をたたく。

セイラ姉さんの冷ややかな視線を意にも介さずグイグイ自分を押しまくる男。

あげくの果てに平手打ち一発でミライさんを惚れさせちまいます。

 

もし私がスレッガーのような振る舞いをしたならすぐに周りの人々にさげすまれ、

 

「は? 何やってんのオッサン? 空気読めよ」

 

と着ているものをはぎ取られた上に麻縄で縛り上げられ、ムチ打ちに処されるでしょう。

(それはそれで嬉しい)

 

少なくともスレッガーには絶対なれやしません(彼ドS、きっとドS!)。

私のような者はカムランやカイ・シデン、マ・クベのような軟弱者もしくは権謀術数家カテゴリー。

ちびまる子ちゃんで言うなら永沢くんとか藤木でございます。

豪快さや爽やかさのかけらもありません。

そういう人間が無理して荒々しい豪快な人間を気取るとろくなコトにならないでしょう。

 

イキらんでもよし

さて我が地元・三重県は、はなわさんの歌にある佐賀県と同じく

 

「マジでヤンキーがモテる

 

地域。

 

私もヤンキーに憧れて、というわけではありませんがちょっとした出来ごころで高校1年生の時に初めてパーマをかけました。

1986年当時のことでございます。

メンズヘアカタログに載っていた、

 

シブがき隊のフッくんヘアの作り方

 

の記事。

 

フッくんヘアになるためのパーマのあて方が写真付きで解説されておりました。

この記事を見て私は思いました。

「モテる予感しかしねえッ」

と。

そしてそのページを切り取り、勇んで 行きつけの床屋 へ。

 

ええ、床屋でございます。

当時は美容院(パーマ屋)なんて自意識過剰で童貞臭漂う田舎高校生には敷居が高すぎて、もし無理にでも敷居をまたごうものなら敷居が股の間にはさまって三角木馬状態になるのは必至でございました。

(ご気分を害された方、すぐにこのブログから離脱して下さい。目が腐ります。)

 

はい、床屋です。美容院ではなく。

いや、一応、角刈りのオヤジがやっているような床屋ではなく、ちょい若めの男性が切ってくれるようなお店ではございましたが。

加えて、もともと猫っ毛なこともあり、ちょっとばかり強くかかりすぎたんですなあ。

できあがったのは、持っていったはずの切り抜きのジャニーズ系のふんわりしたアイドルっぽい、モテそうな明日からでもモテそうな、下駄箱にラブレターが入ってそうな、クラスの女子全員の目がうるうるしそうなヘアスタイル、ではなく、

どう見ても

 

 

 

 

 

 

ビーバップハイスクールの菊リンのようなパンチパーマ&リーゼント。

こちら参照

 

いくらヤンキーがモテるからと言って、そろそろ ”校内暴力” というワードも沈静化しつつあった世の中の、一応進学校で、このヘアスタイルはキツい。キツイでございましょう?

 

当時、毎朝友人と二人で登校しておりました(自転車通学)。

と言っても二人とも無口で、通学時に何をしゃべるでもなく、ほぼ無言で自転車をこいでおりました。

その無口な友人(K君)が自転車で併走しながら何か言いたげな様子。

ただし、普段ほとんどしゃべらないのでその日も何も言ってくれません。

でも明らかに視線はこちらの髪型方向。

否、視線どころか、あからさまに顔をこちら方向に向けて何度も確認しているじゃありませんか。

 

(笑えよ。思いっきり笑えばいいだろッ!!)

 

・・・。

 

(頼むッ。何でもいいんだ。何でもいいからひと言ツッコんでくれよォッ!!)

 

私は口に出すこともできず、心の中でうめき、身悶え、激しい後悔とこれから過ごさねばならない暗黒の学園生活を想像し、こうなったらこのまま国道42号線を自転車で蛇行してやろうかという激情をすんでの所で思いとどまり、次の瞬間深い悲しみと絶望感に全身を打ち震わせながらその日もきちんと登校して授業を受けてまいったのでした。

 

このように、身の丈に合わない行動に出てイキった真似をするとろくなことにならないという教訓を得たわけであります。

高校生はパーマまでかけてモテようとしなくてよし。

否、モテる手段としてパーマなどに頼ってはならぬ。とも。

 

同じように、うらやましい、こんな風に生きてみたいと思っても、カムランはスレッガーを目指してはいけません。

カムランはカムランらしく真面目にコツコツと、

マ・クベはマ・クベらしくモビルスーツなど乗らずにただ北宋の壺を愛で、

藤木は藤木らしく善人など目指さず卑怯を極めれば良いではないですか。